ブロックチェーン

なぜブロックチェーンは改ざんできないのか?

どうも、いけすびです。

 

ブロックチェーンが注目されている理由の一つとして

「改ざんが事実上不可能」という点があります。

なぜ改ざん不可能なのか調べてみました。

ブロックは取引記録とハッシュ値の組み合わせ

まずブロックチェーンの仕組みですが、ブロックチェーンは”ブロック”と呼ばれる

複数取引記録のかたまりがいくつもつながってできています。

過去に生成されたブロックは全て鎖状につながっており、

将来生成されるブロックも、過去に生成された全てのブロックと鎖状につながります。

これが”ブロックチェーン”と言われるゆえんです。

前のブロックのハッシュ値

ではどのようにしてブロックに連続性を持たせているかというと、

取引履歴のデータと一緒にブロックに格納されているハッシュ値です。

ブロックの中に直前の取引のハッシュ値を持たせることで連続性を実現しているのです。

改ざんすると何が起こるのか

実際に改ざんすることを考えてみましょう。

過去生成されたブロックチェーンのブロックの中の取引履歴の1つの情報を変更したとします。

「AからBに100円送金した」という情報を「AからCに100円送金した」といった感じですね。

変更内容のイメージはなんでもいいです。

すると、改ざんされてしまったブロックのハッシュ値が変わってしまいます。

ハッシュ値が変わってしまうと、次のブロックとの連続性が途切れてしまいます。

連続性が途切れると、「分岐点から先がより長いほうのブロックチェーンを

常に正しいブロックチェーンとして認める」というルールをブロックチェーンの

仕組み自体が採用しているので記録を改ざんしても正しい情報として認識されなくなり

改ざんしたデータは自然と破棄されてしまうことになるのです。

1取引を改ざんする手間

では次に思い浮かぶのが、「改ざんした取引以降のハッシュ値をすべて変更し、

最も長いブロックチェーンとして認識させれば良いのではないか」です。

確かに論理的には、改ざんした取引以降に発生したすべてのブロックに

変更を加えれば改ざんは可能です。

しかしそれは、膨大な量のデータ鎖状につながっており、現実的に不可能です。

1箇所の取引を改ざんし、正しいデータとしてブロックチェーンに

認識させるには膨大なコストがかかるのです。

これが「ブロックチェーンの取引データの改ざんは事実上不可能」と言われる理由です。

まとめ

このようにして改ざんを事実上できなくする仕組みが備わっているブロックチェーンは、

今までのシステムの常識を覆し、信頼性をより重視するシステムに

取って代わるときが訪れると思います。

今はまだ実証実験段階ですが、そう遠くない未来でしょう。

これからのブロックチェーンのビジネスへの活用が大いに期待されます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。