どうも、いけすびです。
ブロックチェーンは管理者不要で改ざん不可能な仕組みを構築する技術要素です。
その使い道はいろいろなところにあると想定されています。
しかしながら、電子投票ほど従来の仕組みと比較して
メリットがある使い方は他にないのではないかと思います。
従来型の投票方式
従来型の投票による選挙は、膨大なコストがかかっています。
解散して多額のカネを使って選挙して、、、のような文脈でも語られており
多額の資金が選挙にかかっていることが見て取れます。
選挙にそれだけの資金が必要なのは、投票用紙と鉛筆を用いた選挙制度だからです。
選挙会場で投票用紙を配布して、有権者が鉛筆で記入して投票し、
選挙監理委員が目視で開票し集計します。
人力作業なのでチェックも必要です。
これを日本全国で実施するのですから大変なコストです。
そして多額の費用を投じて選挙をしても、
集計結果が100%間違いなく正確であるとは言い切れません。
なぜ今まで電子投票ができなかったのか
ではなぜ今でもオンラインでの電子投票は行わず、
いまだに投票用紙と紙を使った方式が取られているのでしょうか。
実はオンラインの電子投票にはリスクやデメリットがあります。
たとえば有権者が複数回投票してしまうことが考えられます。
投票前に本人確認する仕組みを作るのも容易ではないでしょう。
さらに、大変な思いをしてオンライン選挙の仕組みを構築して
有権者に投票してもらったとしても、投票結果を改ざんされてしまうリスクがあります。
このように手放しでオンライン選挙を推奨することはできなかったのです。
ブロックチェーンを用いた電子投票
この考えが、ブロックチェーン技術が登場したことによって一変します。
電子投票の仕組みをブロックチェーンで構築するとどうなるのでしょうか。
投票した結果データは、投票内容の他にもタイムスタンプと
投票者情報が改ざん不可能な情報で登録されます。
また、従来の投票の仕組みでは開票者によって結果を変えられてしまう
リスクがありますが、ブロックチェーンの改ざん不可能な特性によって、
そのようなリスクに配慮することも不要となります。
さらに、電子投票なので選挙の途中で、投票の経過がわかります。
投票期間が終わった後の開票作業にコストがかかりません。
ブロックチェーンによってオンライン選挙特有のリスクを排除することで、
電子投票を可能にするのです。
まとめ
ブロックチェーン技術を使えば選挙制度は劇的に変わります。
現代でもなお、紙と鉛筆による選挙方式のため、
そのギャップは、ブロックチェーンの他の活用余地よりも大きいものとなります。
近い将来必ず選挙はブロックチェーン技術を土台とした電子投票に変わっていくでしょう。
またいけすび個人としてもそうなることを期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございます。