本記事の結論
◆ウェルスナビの運用利回りは-1.0%〜4.5%の間を推移している
◆米国株が収益ダントツトップ
◆利益率の観点では不動産投資が好成績
目次
2018年9月23日時点の成績
https://twitter.com/ikesubi/status/1043489233602719744
9月23日時点のウェルスナビ(WealthNavi)の成績は、14,023円の評価益で利回り4.32%でした。
銘柄 | 投入額 | 分配金/手数料 | 評価損益 | 評価額 | 利回り |
米国株(VTI) | ¥115,485 | ¥442 | ¥13,923 | ¥129,850 | 12.44% |
日欧株(VEA) | ¥128,037 | ¥1,014 | ¥2,503 | ¥131,554 | 2.75% |
新興国株(VWO) | ¥58,450 | ¥222 | -¥2,879 | ¥55,793 | -4.55% |
米国債券(AGG) | ¥18,102 | ¥148 | ¥433 | ¥18,683 | 3.21% |
金(GLD) | ¥32,043 | ¥0 | -¥1,725 | ¥30,318 | -5.38% |
不動産(IYR) | ¥16,803 | ¥146 | ¥1,768 | ¥18,717 | 11.39% |
現金 | ¥1,080 | -¥4 | ¥0 | ¥1,076 | -0.37% |
合計 | ¥370,000 | ¥1,968 | ¥14,023 | ¥385,991 | 4.32% |
実はウェルスナビの画面表示がわかりにくいんですよね。銘柄別の評価損益を足しても中央に表示されているトータルの評価損益と合致しないんです。
その理由は、トータルの評価損益や利回りは、分配金や手数料を足し引きした値になっているから。
下の表では分配金や手数料の額も表示してみました。手数料は現金から差し引いています。
また、下の方で解説していますが、キャンペーンでキャッシュバックされた1,500円も現金の分配金/手数料に足し込んでいます。
ウェルスナビ実績の推移
今までのウェルスナビの実績も見て見ましょう。
まず、トータルの評価額と利回りです。
たまに元本を割ってしまうことがありますが、基本的には利益を出してくれています。
利回りはだいたい-1.0%〜4.5%の間を行ったり来たりしていますね。先週は右肩上がりに上昇を続けてくれて、4%台に乗せることができています!
このまま3%台以上で安定して推移してくれることを期待しています。
銘柄別の運用実績
それでは、実績を銘柄別に細かく見てみましょう。
ウェルスナビは、米国株、日欧株、新興国株、米国債券、金、不動産に分散投資してくれます。
米国株が¥10,000以上の含み益を出してくれていて非常に好成績です。
一方で、新興国株、金は含み損が出てしまっています。日欧株もつい最近まで含み損をずっと抱えていましたが、先週はグングン回復して、2,500円の評価益、3%近い利回りにまで躍進してくれました。先週好成績だったのは日欧株が牽引してくれたからですね。
金は-¥2,000前後で安定して推移していて、日欧株は今はプラスですがかなり激しい値動きをしているのがですぐに含み損に変わってしまうことも十分考えられるでしょう。
では、銘柄別の利益率(利回り)を見てみます。
やはり米国株は利回り10%前後と非常に良い水準で推移しているのですが、同じ水準で推移している銘柄がもう一つあるのにお気付きですか。
そうです。実は不動産も好成績を残してくれているのです。
米国株と不動産では資金の投入額が7倍近く違うので、当然含み益の額も米国株の方が大きくなります。
評価額だけ見ていると気づかないのですが、不動産投資がとても優秀なんです。
さすが分散投資ですね。日欧株や新興国株、金がマイナスで推移している分を、米国株と不動産が引っ張り上げてバッチリプラス収支で運用してくれています。
何も手入れしないで勝手に運用してくれてこの成績ですから非常に頼もしいですね。
いけすびのウェルスナビ設定
いけすびのウェルスナビ設定はこんな感じです。1月に初回として10万円入金しています。
そしてこちらが積立設定。
当初は毎月5万年ずつ積み立てていたのですが、トラリピやトライオートETFなど、他の投資先にも資金を投入したかったので8月から1万円に変更しています。
それでも1年で12万円も積み立てられる計算です。
ウェルスナビは初回は10万円以上の入金が必要ですが、月々の積立は1万円からできるので少額で始めてみるのもありですね。
リスク許容度はMAXの5
ウェルスナビは資産運用する人のリスク許容度によって分散させる投資先の割合を変更しています。
どのようにリスク許容度を算出しているかというと、5つの質問によって自動的に決まるようになっています。
シミュレーションによると、リーマンショック以降の経済情勢ではほぼ右肩上がりに資産が形成されていくようです。
目標ポートフォリオはこんな感じ。
米国株と日欧株に多くの資金を投入します。もっともハイリスクな新興国株は14.5%と思ったよりも控えめ設定になっているようです。
ウェルスナビの分散投資先
表記上、米国株や日欧株などと表現されていますが、具体的には以下のETFに投資しています。
- 米国株(VTI)・・・バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF
- 日欧株(VEA)・・・バンガード®・FTSE先進国市場(除く米国)ETF
- 新興国株(VWO)・・・バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF
- 米国債券(AGG)・・・iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF
- 金(GLD)・・・SPDR® ゴールド・シェア ETF
- 不動産(IYR)・・・iシェアーズ 米国不動産 ETF
リスク許容度を決定する5つの質問
こちらがリスク許容度を決定するための質問です。
質問1:現在、何歳ですか?
質問3:金融資産はおおよそいくらですか?
質問4:資産運用の目的は?
質問5:株価が1ヶ月で20%下落したら?
この結果、いけすびのリスク許容度はMAXの5と診断されました。
ウェルスナビの中ではアグレッシブな投資をしているわけですね。
毎月の積立から投資まで
月々の積立は26日に設定している銀行口座から引き落としが実行され、翌月2〜3日に反映されます。
反映されると即座に分散投資が実行されます。
受け渡しは通常の株などと同様で約定から数日後となりますが、全自動の積立投資なので特段きになることはないでしょう。
債券や株には分配金が発生
また、債券や株には分配金が発生し、値動き以外のインカムゲインとしても報酬を期待できます。
自動でリバランスもしてくれます
リスク許容度に沿った分投資先のポートフォリオを組んでいるので、値動きによって目標としているポートフォリオの比率が崩れてくると自動でリバランスもしてくれます。
まさに至れり尽くせりの全自動投資マシーンですね。これこそロボアドの真骨頂です。
手数料が掛かります
一方でマイナス面としては唯一手数料が掛かりますね。唯一にして最大のデメリット。
手数料は投入した資産額によって決まりますが、基本的には1.0%と捉えていただければ良いです。
1%は正直結構高いと思いますが、完全放置でこの成績を出してくれる代償です。3,000万円以上預けてはじめて手数料が半額になります。
なお、税別なので2018年9月現在でいうと手数料は税込で1.08%です。手数料はそれ以外に掛かることはありません。
長期割で手数料が割引に
それから50万円以上入金した上で半年以上運用すると、長期割が適用されて手数料が多少割引されます。
大きな額を預けている人ほとお得な制度です。
キャンペーンにつきキャッシュバック中!
今ウェルスナビを始めると、もれなく1ヶ月分の手数料がキャッシュバックされます。
いけすびがウェルスナビを始めた時は「現金1,500円プレゼント」というキャンペーンを実施していました。
運用額によっては現在実施されている1ヶ月分の手数料キャッシュバックの方がメリットが大きいですね。
手数料は1.0%かかるわけですから、15万円以上で運用開始すれば現金1,500円以上がキャッシュバックされることになります。
初回入金の最低金額が10万円なのでそんなにハードルは高くないはずです。
全自動資産運用のウェルスナビ、はじめるなら今です!