ところで、ニュージーランドドル(NZD)ってどうなの?
オーストラリアと似たところが多そうだけど
確かに豪ドルとNZドルは似た特徴があります
では、今回はNZドルについて見ていきましょう
本記事の結論
ニュージーランドドルは
◆オーストラリアドルとの連動性が高い
◆資源国通貨だが、鉄鉱石や金などではなく農産物の価格に左右される
◆高金利通貨でスワップ派に人気
◆取引量が少なく値動きが荒い傾向
オーストラリアとの密接な関係性
ニュージーランドは地理的にも経済的にもオーストラリアと密接な関係にあります。
ニュージーランドの貿易相手はオーストラリアが非常に多くの割合を占めています。
そのため豪ドルの値動きに連動する性質を持っています。
実は最も輸出入で関係があるのはオーストラリアではなく、中国です。
ニュージーランドもオーストラリアと同様に中国経済には注目しておくと良いでしょう。
資源国通貨だが農産物に注目
ニュージーランドドルは資源国通貨と言われています。
この点も豪ドルと共通する点ですが、ニュージーランドドルは豪ドルと違い、鉄鉱石や金との連動はあまり強くありません。
ニュージーランドでは確かに金も採れるのですが、オーストラリアほど多くありません。
ニュージーランドは第一次産業が主要産業で、酪農業が主要輸出作業になっています。
そのため、原油や金よりも乳製品などの農産物の価格により大きな影響を受けることに注意が必要です。
高金利通貨だが注意が必要
ニュージーランドの政策金利は、2018年8月時点で1.75%と、オーストラリアの1.50%よりも高金利です。
そのためスワップポイントも高く、スワップ運用派の投資先として豪ドル同様の人気があります。
実際のスワップポイントは高いところで50円程度で、豪ドルとほとんど変わりません。
NZドル/円の1日あたりのスワップポイント(2018年8月調査)
FX会社 | 1日あたりの スワップポイント |
最小取引通貨 (NZドル/円) |
スプレッド (NZドル/円) |
---|---|---|---|
マネーパートナーズFXnano | 51円 | 100 | 2.4銭 |
ヒロセ通商(LION FX) | 48円 | 1000 | 1.0銭 |
GMOクリック証券(くりっく365) | 47円 | 10000 | 2.5銭 |
みんなのFX(トレイダーズ証券) | 30円 | 1000 | 2.0銭 |
FXプライム byGMO | 26円 | 1000 | 2.0銭 |
マネースクエア(M2J) | 12円 | 1000 | 8.0銭 |
ここまでは豪ドルと同じ特徴なのですが、ニュージーランドドルは豪ドルに比べ取引量が少ないです。
為替先物の出来高を見てみると一目瞭然です。
AUD/USDの取引量
NZD/USDの取引量
もはや桁が違いますね。
取引量が少ないということは、個々の取引が価格にもたらす影響が大きくなるということです。
つまり、豪ドルよりも値動きが激しくなる傾向にあります。
スワップ運用するときは一時的な下落リスクを把握しておくと良いでしょう。
NZドルはリピート系トレードに最適!
豪ドルでスワップ運用した方がいいじゃん
NZドルでスワップ運用するなら豪ドルの方が安全で同程度の利益を狙えます
NZドルは値動きの荒さを逆に利用してリピート系トレードをするのが良いと思いますね!
レンジ相場なら値動きが荒い方が逆にたくさん決済してくれるしね
高金利通貨に見られる政治・経済的リスクはありませんからね
オーストラリアの値動きに注意しながらトラリピなどを運用するのが良いでしょう
実際トラリピやトライオートFXでNZドルは活発に取引されています。
トラリピなら値幅や利益幅を自由に設定できて使いやすいですよ。
他のサービスと比べて手数料が割高なのがネックですが、今なら手数料無料キャンペーン中です。
【2019年1月18日追記】
トラリピ は、2018年9月29日より手数料が無料になりました。
この機械にトラリピをはじめてみてはいかがでしょうか。