『このマンガがすごい!2018』で第9位にランクインしていた『血の轍』という漫画が気になったので、今発売されている1巻から3巻まで読んでみました。
これめちゃくちゃ引き込まれますよ!
すごく嫌な展開なんですけどページをめくる手が止まりません。
あらすじ(ネタばれしない程度に)
物語は主人公の中学生の少年の日常から始まります。
どうもこの少年の母親が過保護気味のようで、いとこにからかわれたりしています。
事態が急転するのは、夏休みになり少年家族の親戚同士で山登りに行くことになるのですが、、、
読んでみた感想
最初は『話題になってるなぁ』と試しに1巻だけ読んでみようという軽い気持ちでした。
Amazonで電子版をポチってKindleで読んでみると、この母親の不気味な表情がとても気味悪い。
瞳の奥の闇がとても強く読者の心を刺激して、気味が悪いのですがどんどんページをめくってしまいます。
読み終わるとすぐに2巻、3巻とポチっていました。(現時点では3巻が最新刊)
購入する前にAmazonのレビューを読んでいて、母親が過保護で狂気じみているというコメントがあったので、ちょっと前に『過保護のカホコ』というドラマがありましたよね。
話の展開としてはあんな感じで主人公と過保護な親が互いに独り立ちしていくのかなぁなどという予想をして読み始めたのですが、とんでもない!
もうホラーですよ。サイコパスです。
ここまで狂気に満ちた展開を描けるものかと。
母親の狂気に満ちた過保護のせいで主人公の自我が崩壊していく様が非常にリアル。
針が振り切れるとここまで気持ち悪く、且つ圧倒的に引き込まれる作品になるのかと非常に衝撃を受けました。
カホゴシロウトのいけすびには、3巻までで狂気は究極的なところまで既に描かれてるように感じるのですが、これ以降の展開もめちゃくちゃ気になります。
夜に一気読みしましたが、読み終わっても心臓バクバクでしばらく寝付けませんでした笑
それくらい衝撃を受ける作品です。是非読んでみてください。トラウマになりますよ!
血の轍が気に入ったかたはこちらもどうぞ
既に血の轍を読んだかた。この作品を気に入ったかたは同じく押見修造先生の他の作品も見てみてはいかがでしょうか。
「惡の華」
「ハピネス」
「ぼくは麻理のなか」
どれも傑作です。特に「惡の華」なんか「血の轍」に似た読後感があるのでいいんじゃないですかね。
ちなみにAmazonのKindleなら思い立った時にすぐ読めて紙の本よりも安いのでオススメです。