資産にはお金を生み出すものと生み出さないものがあります。
サラリーマンの皆さんはどちらを所有しますか?というお話。
「資産」を再定義しよう
「資産」という言葉は解釈する人によって多少なり意味が違ってきます。
土地、建物、車、株、著作権、、、、などなど
サラリーマンを卒業するには、資産というものに対する考え方を明確に、かつ正しく捉えておく必要があります。
では質問です。
車は資産でしょうか。資産ではないでしょうか。
正解は、資産ではありません!
解説は後ほど。
次の質問です。
家は資産でしょうか。資産ではないでしょうか。
正解は、賃貸用は資産、自宅用は資産ではありません!
なんとなくわかってきました?
では次。
株は資産でしょうか。資産ではないでしょうか。
正解は、株は資産です!
これで最後です。
金の延べ棒は資産でしょうか。資産ではないでしょうか。
正解は、資産ではありません!
いかがでしたでしょうか。
帳簿上はどれも資産に繰り入れてもおかしくなさそうですよね。
でも今回再定義する概念で考えると資産ではないものがあります。
お金を生み出すものが資産
ズバリこの通りです。
お金を生み出すものこそが、サラリーマンを卒業に導いてくれる「資産」なのです。
株や賃貸用不動産は、配当金や賃料が定期的に発生しますよね。
これらはまさにお金を生み出しています。
では車や自宅用不動産はどうでしょうか。
生活が便利になったりしますが、お金は生み出しませんね。
それどころか、これらをローンで購入してしまうと毎月返済が発生し、逆にお金が消えていってしまいます。
さらに毎年自動車税や固定資産税でお金が取られてしまいます。
こういった、持っているだけでお金が消えていくものは、実は資産ではなく負債なんです。
衝撃ですか?帳簿上は資産ですからね。
金の延べ棒はどうでしょうか。
実はこれは資産にも負債にも当たりません。
お分かりでしょうか。
いくら金が価値があるからといって、金の延べ棒を持っていただけでお金が生み出されるわけではないですよね。
通常、金(Gold)は資産ですが、ここでいうところの資産にはあたらないのです。
負債を減らして資産を増やそう
さて、まとめです。
資産はあなたにお金をもたらします。
負債はあなたからお金を奪います。
これに尽きます。本当に。
当たり前だろそんなこと!という声が聞こえてきそうですが、この考え方ができていないサラリーマンが非常に多いんですよ。
「俺も30過ぎたし貯金もそこそこ溜まったし、そろそろマイホームを買おうかな。資産になるし。」とか
「子供が生まれたし都心に住んでも車はやっぱり必要でしょ。資産になるし。」 とか
「金の延べ棒を資産としてたくさん買うぞ。」とか。さすがにこれはあんまりいないか。
知らないうちにあなたからお金を奪っていくものを所持していませんか?
お金を生み出さないものに貴重なお金を払っていませんか?
あなたからお金を奪っていく負債を減らして、あなたにお金をもたらす資産を増やしていきましょう。
これがサラリーマンを卒業するための秘訣ですよ。
この考え方は、ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん貧乏父さん」という書籍で詳しく解説されています。
よかったら参考にして見てください。