こんにちは、おむすび(@ikesubi)です。
外資系コンサルティングファームに務めるサラリーマンで、年収1300万円を稼いでいます。
キャリアアップ戦略を2回に渡ってお送りしております。今回は第二弾!
前回はキャリアアドバイザーのタレまゆさんに、市場を見据えたキャリア構築戦略について語っていただきました。(前回の記事はこちら)
熱く語るタレまゆさん
前回記事まとめ
1. 主体的に仕事をせよ
2. 他者に価値提供して実績を作れ
3. 身を置く環境を厳選せよ
効果的なキャリアアップを見据えた仕事との向き合い方が理解できたと思います。
おむすび
社内で実績を作るのは分かった。
より高みを目指すためには社内にとどまらず、転職してキャリアアップしていくべきというのも理解しているけど、具体的にどうしたらいいの?
今回は、そんなあなたの悩みを解決するために、実際の転職事例や転職市場の実態について深く理解できる内容になっています。
前回記事とあわせて読んでいただくことで、社外も含めたキャリアアップや年収アップのための思考法をインプットでき、これまでよりも戦略的にサラリーマン生活を送ることができるようになりますよ!
転職成功・失敗事例を転職サイトの中の人にインタビュー
キャリアアップ戦略の第二弾はなんと、ホワイト企業やブラック企業に関する発信で有名な転職情報サイト「ジョブシフト」さんです。
ジョブシフトさんは、転職活動や就職活動をサポートしてライフ【人生】をより良くシフトする!がコンセプトのWEBマガジンで、転職活動はもちろん、ブラック企業反対・パワハラ対策・ホワイト企業の探し方・お仕事ハックなどのコンテンツを発信されています。
おむすび
ジョブシフトさん、インタビューをお受けいただきありがとうございます!本日はどうぞよろしくお願いいたします。
転職成功パターン3選
おむすび
キャリアや年収をアップさせるためには、1社にとどまらず転職にチャレンジすることも大切だと思っているのですが、どのような条件の場合、転職で成功しやすいのでしょうか?
ジョブシフトさん
そういうお話なら任せてください!
成功パターンですと、代表的なものが3つあります(^^)
ジョブシフトが選ぶ!転職成功パターン3選
1. 強みを生かす転職
2. 需要があって脅威が少ない転職
3. グローバルニッチを目指した転職
成功パターン1 :強みを生かす転職
ジョブシフトさん
ご想像つくかと思いますが、まずは強みを生かす転職です!
ふむふむ強みね、、、って当たり前すぎない?(写真はイメージです)
ジョブシフトさん
間違いなく成功するパターンなので、説明しないわけにはいかないかと笑。
おむすび
その考え方があったか!っていう事例を期待していましたが、それもそうですね笑。
ジョブシフトさん
強みを生かした転職は、資格や職経験を活かして、自分の長所をアピールしていく「王道」の転職方法です♪異業種などの転職ではないしっかりしたキャリアに従うことで、企業側も転職者も成功しやすいと言えます(^^)
おむすび
前職で築いてきた実績をそのまま必要としている企業へのアピールはしやすいですもんね。その場合、多少スキルや実績不足でも大丈夫なんですか?
ジョブシフトさん
チャレンジする価値はあると思います(^^)
多少の実績不足でも、同業種への転職となりますので、スキルにレバレッジをかけてロードマップを歩いていくのはやはり王道です♪
おむすび
同業種への転職を思い立ったらチャレンジしてみると良いということですね!やっぱりジョブシフトさんが言うと説得力が違いますね。
成功パターン2:需要があって脅威が少ない転職
ジョブシフトさん
ありがとうございます!たくさんの転職事例を見てきていますからね!
2つ目は需要があって脅威が少ない転職です( ‘∇^*)
脅威の少ない転職!?(写真はイメージです)
ジョブシフトさん
はい!伸びている市場に乗っかるのは超基本です!今ならエンジニア職ですね♪
おむすび
確かにそれは企業側も高年収を用意してでも人材確保したいですよね。
ジョブシフトさん
そうですね♡自分のスキルや能力を持っているライバルが少ない会社への転職は成功しやすいです!
おむすび
ライバル、つまり自分にとっての脅威が少ないことも重要であるということですか?
ジョブシフトさん
はい(^^)需要があるところに人は殺到しますので、脅威が少ないという点もしっかりと見定める必要があります!
おむすび
データサイエンティストやAIエンジニアといった職種を募集している企業は高年収を用意していると聞きました。こういったスキル保持者は世界的に不足していますし、それ以外でも保有者数が少ない資格を持っている人は存分に強みとして生かしていくべきですね。
ジョブシフトさん
その通りです( ‘∇^*)
超貴重な資格や得難い経験を活かして転職活動すれば、それだけで成功する可能性はグンと高くなりますよ♪
おむすび
やはりエンジニア職は狙い目ですねぇ。けど後から追随する人が出てくるのではないでしょうか?結果としてライバルが多くなりそうな気もしますけど。
ジョブシフトさん
先手必勝できれば実はそうでもないんですよ!
エンジニア職に特に強い傾向がありますが、素早いスピードでスキルのアップデートが求められるので、一度会社に必要な人材と認められた場合、次の人材を探すのが困難なために人材価値が下がりにくいのです!
おむすび
へぇ!でも確かに一度優秀な人を採用すれば、囲い込みたくなりますね!
ジョブシフトさん
ただしスキルをしっかりとアップデートできたり、市場価値の変化や市場価値を追える人に限ります( ‘∇^*)
おむすび
まさに仕事に積極的に取り組める人材ですね!
これもまた必然的に成功する転職となって年収アップが大いに望めるパターンだと思います。
成功パターン3:グローバルニッチを目指した転職
おむすび
グローバルでニッチな職種ということでしょうか!?(そのまま笑)
ジョブシフトさん
そうですね!具体的な事例があるのでご紹介しましょう♡
おむすび
おぉ!転職エピソードが豊富なジョブシフトさんの事例キターー!!٩( ᐛ )و
ジョブシフトさん
ありがとうございます笑。
抜群の語学力を生かして、どんどん転職に成功していくNさんの事例です( ‘∇^*)
ふむふむ(写真はイメージです)
ジョブシフトさん
外国語系大学でとある国の非常にニッチな言葉を学んでいたNさんは、新卒で就職後、ある部署で国際貿易業務を担当していました。
その時から語学力については抜群のものがありましたが、ほどなくしてNさんが学んでいた言語を母語とする国の企業の日本法人に転職します。
ジョブシフトさん
語学力と実務経験が買われたNさんは、なんとさらにステップアップして、その国の在日本大使館の職員になってしまったんです!
ジョブシフトさん
卓越した語学力という強み、他の人はあまりやらない言語という脅威の少なさ、それに実務経験をプラスして大幅なステップアップにつなげた素晴らしい成功例です♪
おむすび
ニッチな言語はライバルも少ないですしね。それにしても圧倒的な成功事例でした!
転職失敗パターン2選
おむすび
逆に、こんな転職は失敗するよっていう失敗パターンはありますか?
ジョブシフトが警鐘!転職失敗パターン2選
1. 戦略のないジョブホッピング
2. 難関資格を追う
失敗パターン1:戦略のないジョブホッピング
おむすび
ジョブホッピングって聞き慣れない人もまだまだ多いですよね。
ジョブシフトさん
ジョブホッピングとは、より高待遇な労働環境を求めて比較的短期間での転職を繰り返すことです!ジョブホッピングする人のことをジョブホッパーと言います♪
おむすび
ジョブホッピングって海外では割と普通のことだと聞いたことがあります。
ジョブシフトさん
はい、その通りです!今海外ではジョブホッパーがかなり主流になってきています。日本でもそういう概念ってどんどん持ち込まれているのですが、まだまだなじみが薄く、転職歴が多い方に対して不利な評価をすることが多いのが実情です。
確かにそういう傾向はあるだろうね(写真はイメージです)
ジョブシフトさん
だからこそ戦略のないジョブホッピングは失敗するリスクが高いのです!自分の年収はどこを目指していて、そこにたどり着くためにはどこの会社で働けば良いのか、どういうスキルや資格が必要かを理解せずにジョブホッピングしないと、キャリアが傷つきやすく、面接などの質問などにも答えられなくなります!
おむすび
そもそも海外でジョブホッピングしているビジネスマンは、言わずもがな戦略的ですよね。
ジョブシフトさん
そうですね。ジョブホッピングの表面部分だけを見て、自分もと思って実践するのはとても危険です!
戦略のないジョブホッピングは、ジョブシフトさんが今いちばん伝えたいことだそうです。
転職に良いイメージだけを抱いている人は要注意ですね!
失敗パターン2:難関資格を追う
ジョブシフトさん
2つ目の失敗パターンは難関資格を追いかけてしまうことです。これも非常に多いんですよ!
ジョブシフトさん
まさにその通りです!ここでも退職後に法科大学院(ロースクール)へ行ってしまったため、時間を無駄にしてしまったKさんの事例をご紹介します( ‘∇^*)
はい、よろしくお願いします!(写真はイメージです)
ジョブシフトさん
Kさんは、会社でイベント企画・運営をしていて、すごく優秀な方だったのですが、在職中に上司と対立をして辞めてしまいます。
こんな上司は、いやだ(写真はイメージです)
ジョブシフトさん
その後、弁護士を志しロースクールへ入学しますが、法律は初めてで結構苦戦したようで、その後弁護士試験に合格したという話を聞きません。
どこかで会社員をしているようですが、それならば当時、素直に転職すべきでした。
おむすび
これは聞いてる限りだと相当無謀な印象を受けますが、やってしまいがちなんですね。
ジョブシフトさん
結構多いんですよねー。Kさんは結局、強みを生かせず通常以下の転職になってしまいました!難関資格を目指すのは、ハイリスクハイリターンだということがよくわかりました。
おむすび
可能性ゼロとは言いませんが、退職して難関資格を目指すのであれば、それなりの覚悟が必要ということですね。
世の中が必要としている資格やスキルとは?
おむすび
ジョブシフトさんから見た、今世の中の企業が必要としている資格はありますか?
転職を見据えたキャリアアッププランを立てる上で非常に重要になってくると思うのでぜひお伺いしたいところです!
ジョブシフトさん
資格があれば即、年収アップの転職ができるわけではありませんが、社会的に需要がある資格であれば、年収が上がりやすいと言えますね!
具体的には以下のようなスキルや資格が需要あります♪
需要のある資格トップ10
1. 英語(TOEIC800点以上、TOEFL213点以上)
2. 日商簿記検定2級以上
3. MOS(Microsoft Office Specialist)
4. ファイナンシャルプランナー
5. 行政書士
6. ビジネス実務法務検定試験2級以上
7. 通訳案内士
8. 社会保険労務士
9. 宅地建物取引士(宅建)
10. CAD利用者技術者試験
やはりトップは英語か(写真はイメージです)
ジョブシフトさん
英語は文句なしの1位ですね!ブラック企業からホワイト企業への年収アップ転職の場合、これら1~10の資格があると比較的まともな会社に転職できます!
おむすび
トップ3の資格は1年もあれば全て習得できると思うので、現状のキャリアに困っているのであればぜひチャレンジしてみてほしいですね!
ジョブシフトさん
ただ逆に、今後のAIを展望すると士業は結構危うい位置づけかなと思います。これは特に士業周りの雑務等やアルバイトなども全て含みます。
おむすび
機械的な判断とか過去事例から判定できてしまうような仕事は機械に取って代わられるというやつですね?
ジョブシフトさん
そうなんです。資格があるだけで十分と思っていると結構あぶないかもしれませんね・・・。
おむすび
資格のお話をしていただきましたが、スキルはいかがでしょうか?プログラミングとか需要があると思うのですが。
ジョブシフトさん
プログラミングができるエンジニアの需要は依然として右肩あがりですね!特に今後はゲームエンジニアが伸びていくと思います( ‘∇^*)
おむすび
ゲームエンジニアですか!確かにエンタメビジネスは非常に伸びていますよね!
平均年収が高い業界は?
僕の年収、高そうだろ?(写真はイメージです)
おむすび
サラリーマンが頑張るべき方向性が見えてきました。今度は業界に視点を移したいのですが、平均年収が高い業界はどのあたりになるんでしょうか?
ジョブシフトさん
平均年収ですと、やはり士業や医療などの国家資格系は高いです♪一般であればIT業界や広告業界が高いですね( ‘∇^*)
倍率関係なく、平均年収が高い業界を狙うのも1つの方法ですね!
おむすび
ITと広告・・・。ブラック企業のリスクもある業界ですね笑。
東洋経済『最新版!月額給料が高い業界ランキング』
1. 航空運輸業
2. 商品先物業
3. 電気業(電力会社)
4. 各種商品卸売業
5. 放送業
6. 学術・開発研究業
7. 映像・音声・文字制作業
8. 石油製品・石炭製品製造業
9. 銀行業
10. 広告業
ジョブシフトさん
1位の「航空運輸業」はパイロットやCAも含みます。5位や7位はマスコミ系、6位は大学等なので簡単に転職はできなさそうです。2位の商品先物系はかなりブラックな業界ですから、現実的には電力会社等のインフラ系か銀行、広告会社になりますね!