どうも、いけすびです。
ブロックチェーンはIoTに使える、ということを良く聞きますが
果たして本当のところどうなのでしょう。
IoTとは
そもそもIoTってなんなのでしょうか。
ウィキペディアを引用するとこうあります。
モノのインターネット(英語: Internet of Things, IoT)
様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、
モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御
する仕組みである。それによる社会の実現も指す。
身近なものでいうと、テレビを自宅のLANにつなげたり、
エアコンを自宅のwifiにつなげたりすることで
家電がネットワークに接続された状態になります。
もちろん自宅のネットワークは外部のインターネットとつながっており、
たとえば外出先でテレビ番組を録画したいと思ったら
スマートフォンから自宅のテレビに録画指示することができます。
帰宅途中にスマートフォン操作で自宅のエアコンをつけておいて
帰宅時には部屋を快適な状態にしておくことができます。
これも立派なIoTですね。
IoTの範囲はさらに広く、こうしてインターネットとつながったモノから
センサーデータを取得して、そのログのような膨大な情報を
他の目的に活用したりしてもいます。
IoTとセキュリテイ
非常に魅力的なIoTという仕組みですが、
決定的なデメリットが1つだけあります。
セキュリテイの観点が抜け落ちているのです。
インターネットというリスクある環境に接続されるので、
ハッキングや乗っ取りなどのサイバー攻撃から守るために
個別にセキュリテイ対策を施す必要があります。
非常にコストのかかるものです。
これを怠って、たとえば医療機器などが乗っ取られてしまったら目も当てられません。
非常にクリティカルな問題なのです。
IoTだけではビジネスにならない
セキュリテイ対策という技術的にとても大きな課題がIoTにはありますが、
そもそもモノをインターネットにつなげたところで
先ほどの例であげたように、生活が多少便利になる程度のものなのです。
コストをかけてIoTを導入した結果、大した収益につながらない、
なんて実態が往々にしてあるのです。
スマートホームなんて実現してもそこからお金は発生しません。
何らかの課金型モデルを導入すると、画期的な顧客体験が無い限り、
消費者たちは、たちまち従来型の製品に戻ってしまいます。
さらにIoTを維持管理するための企業側のコストもばかになりません。
ブロックチェーンはIoTにとって必要不可欠
このように、ただ単にIoTを実現してもコストが高く
サイバー攻撃を受けやすい悩ましい結果にしかつながらないのです。
そこでブロックチェーン技術にIoTの活路を見出します。
ブロックチェーンという堅牢な土台の上でIoTを実現すると
IoTの課題となっていたコスト、セキュリテイを一気に解決します。
さらにブロックチェーンは、モノのバリューチェーンや、
それに伴う取引履歴、支払、保証などを
改ざん不可能な状態で自動実行、記録します。
ここに途方もないビジネスチャンスが潜んでいます。
たとえばモノを不特定多数でシェアする場合の効果は圧倒的です。
シェアリングエコノミーという言葉の下支えになっていくのは
紛れもなくブロックチェーンです。
ブロックチェーンはIoTと相性が良い、というレベルのものではなく
ブロックチェーンはIoTにとって必要不可欠の技術なのです。
まとめ
IoTとブロックチェーンの関係性について再考してきました。
IoTは間違いなく便利で今後もますます発展していくことでしょう。
ですが、その発展に多大なる影響を与えるのがブロックチェーンなのです。
ブロックチェーンは今後ますます注目され、
技術的にも経済的にも必要不可欠なものになっていくでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。