本記事の結論
◆トライオートETFでは損切り設定が必須!
◆想定損失額は価格差×口数×為替レート!
◆損切りしても大丈夫な投資戦略を!
トライオートETFは損切り設定が大切
トライオートETFは、ETFを自動売買するサービスですが、基本的に買ってから売る投資スタイルです。
そのため、FXの自動売買であるような、売りと買いを同程度注文しておいて、利益を出しながらひたすら含み損に耐えるという手段が取れません。
そもそもETFは上場している企業の株価を集めた指数なので、構成要素は企業なんです。ということは、為替と違い、企業努力によって企業の価値が上がり、株価が上昇するように働いているのです。
そういった観点からも、売りポジションを保有するのは投資として適切ではないのです。
なぜこのような話をするかというと、トライオートETFはサービスの仕組み上、市場にエントリーするときは買いポジションを保有することになり、大きな下落があると耐えられなくなることを知っていただきたかったからです。
ナスダック100トリプルの過去1年間のチャートを見てください。
ナスダック100トリプルは基本的に上昇トレンドの指標なのですが、2018年2月と、3月から4月にかけての2つのタイミングで、60ドルから一気に40ドル近くまで急落しているのです。価値がおよそ3分の2になってしまっています。
投資資金が3分の2になるならまだ良いですが、トライオートETFはFXと同じように証拠金取引です。
証拠金取引では、投資対象の価値が3分の2になるほどの下落では、相当な資金を証拠金として入れておかなければ耐えることができません。最悪の場合、ロスカットで大きな損失が確定し、強制退場を言い渡されてしまうのです。
そうならないためにも損切りが非常に重要になってきます。
損切りの考え方についてはこちらに詳しく書いています。
損切り時の損失額を意識せよ
ひとつシミュレーションをしてみましょう。
あなたはトライオートETFで、ナスダック100トリプルを稼働して順調に利益を出し始めました。しかし、ある時からナスダック100トリプルの価格が大きく下落し始め、含み損を抱えるまでになりました。
そこで損切りについて考えることにします。
チャートを見てみると、運悪く72ドルの高値で購入してしまい、どんどん下落していっています。直近の安値である65ドル付近はあっけなく割り込んでしまい、次の損切りラインと思われる59ドルへと下落の一途をだどっています。
そうなんです。機械的に損切りラインを設定したとしても、損切りラインに達した時に確定される損失を本当に受け入れられるのかを考えなくてはなりません。
それがロスカットに近いような損失額なのであれば、自分から退場宣告することと同じです。
自動売買ロジックに損切り設定をするのはとても良いことなのですが、その時の損失額についてはしっかりと意識しておきましょう。
損失額の計算方法
では、実際に損切りラインに達したらいくら損するのか。損失額の計算方法はこちらの通りです。
損失額の計算式
( 損切り価格 ー 約定価格 ) × 保有数量 × 為替レート
実際にシミュレーション通りに計算してみましょう。約定価格は72ドル、損切り価格は59ドルでしたね。
保有数量は自動売買ロジック注文時に設定する数量なので、10としておきましょう。
為替レートは、Googleで「ドル円」と検索すればすぐ確認できます。今回は113.14円としましょう。
損失額の計算式はこうなります。
( 損切り価格(59.0) ー 約定価格(72.0)) × 保有数量(10) × 為替レート(113.14)
これを計算すると、-14,708円ということになります。
自動売買セレクトは、ロジックごとに注文本数が決まっていて、注文ごとに約定価格が異なってくるのでそれぞれで計算が必要になることに注意してください。
ポジションごとの数量(建玉数)と約定価格(取引価格)は、トライオートETFの管理画面左下のウィンドウで確認することができます。
ライジングやスリーカードなど、ロジックで持っているポジションすべて損切りすることを考える場合は、それぞれの取引価格の平均値と、ロジック全体で保有している数量(注文ごとの数量の合計値)を計算に用いると良いでしょう。
損切りしても大丈夫な運用を
自動売買セレクトで自動売買を始めたのは良いものの、高値でポジションを持ったまま下落してしまい、損切りラインで損切りした場合の想定損失額を計算したらとんでもない金額が出てきてパニックになってしまうということもあるかもしれません。
こういった場合、自動売買ロジックを仕掛けるのを失敗しています。稼働のタイミングを間違えたか、ロジックを止めるタイミングを逸したかのどちらかです。いずれも意図せず高値を掴んでしまう原因です。
他の記事では、自分が耐えられる限界の損失額に達した時点の価格で損切りするのではなく、市場価格によって損切り価格を設定すべきと説明していますが、すでにポジションを持ってしまっている場合は仕方ありません。
なんの根拠もありませんが、損失が許容できない域に達する前に損切りしまいましょう。持ち続けていればロスカット前に上昇してくれるという保証はどこにもないのです。勉強と割り切って損を確定してしまった方が次の投資戦略に活きてきます。
そして、次からは設定した損切りラインでの損切りになっても大丈夫なポジションを保有することを意識して、リスクコントロールしていきましょう。
しっかりとリスクコントロールしていれば、トライオートETFは高収益を上げてくれる資産運用の強い味方になってくれます。ぜひ勝つための戦略ではなく、負けない戦略を心がけてください。
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★スリーカード編
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